お中元を贈ったのですがお礼状が届きました。何かしなければいけませんか?
「お中元を頂いた場合、お返しを贈るというのは失礼に当たりますので、お礼状を送るのが普通の対応です。」
「お礼状をくれる方と、くれない方がいるのですが…」
「必ずしもお礼状をしなければならないということではありません。本来お中元は、贈る相手にお世話になった方が日頃の感謝を込めて贈るという意味を持っています。
そのため、相手側には覚えのないようなことだとしても、贈った側にとって非常に感謝しているという気持ちの表れです。」
「そうなんです。ちょっとしたことだったのですが、本当に助かったのでその気持ちを込めて普段は贈らないのですが、お中元を贈りました。」
「では、相手方にとっては急に送ってこられたために驚いたのでしょう。お礼状が届いたことを報告するとともに、あの時のことを感謝しておりまして…といったような形でなぜ送ったのかということをお伝えするといいでしょう。」
「そうですね、こちらとしては大変感謝していましたが、相手の方にとっては忘れている可能性もあるんですよね…」
「それほど、相手の方にとってはすんなりと手助けすることが当たり前だったということです(笑)だからこそ、お礼をされるようなことではないのにと思っているかもしれません。とても感謝しているという気持ちを伝えるというのは、言葉のほうがいいこともありますので、電話でもいいのでお話するとよりコミュニケーションがとれていいですね」
「送って迷惑だったということはないでしょうか?」
「急だったので驚いたということはあるかもしれませんが、迷惑ということはないでしょう。ただ、相手にも好みがありますので偶然口に合わないものだったとしても、おすそ分けとして活用されることもあります。そのあたりはあまり気にせずに、お礼状を出すということ自体も少ないことですので、相手の方もそれだけうれしかったという気持ちであるということを忘れないようにしましょう。」