毎年毎年夏バテをします。夏バテの原因ってなんですか?
「夏バテは酷く悪化させると非常に長く体調不良が続きますので、まずは、夏バテの原因についてお話しますね。結論からお話すると、夏バテの原因は暑さになれていない体が起こす不調なのです。」
「暑さになれていない?!」
「春の陽気くらいしか当たっていない体にとっていきなり暑くなる気候は対応できません。太陽を浴び、季節の変化を感じていれば段々と慣れてくるものですが、空調により一定の気温を保ち、季節の変化を体で感じる事なく、いきなり夏になるんです。これが、夏バテを起こす原因のひとつといわれています。」
「どうしてですか?!」
「体で受け止めた暑さを下げるには汗をかくことが必要ですが、自律神経のバランスが必要になります。体にとっては今までちょっと寒い冬と感じていたのにもかかわらず、いきなり真夏です。とても、ついていけないんですね。」
「オフィスにこもっていて季節の変化を体で体感しないというだけが、そんなに都合が悪いんですか?」
「体は、段々と暑さに慣れ、汗をかくことをします。空調設備がなければ、勝手に汗をかきますよね?春でも気温が上がり初夏の陽気になることもありますし、本来ならば汗をかく準備が整っているはずなのです。ところが、ずっと空調に頼りっぱなし、エアコン入れたらちょっと寒いから上着を着たままの生活をしていたら、汗をかくことがないので一切事前準備ができていいないのです。」
「汗はなるだけ書きたくないですね、匂いも気になりますし」
「結果として、そういった行動が酷い夏バテの原因といわれています。」
「汗をかけば、夏バテにならないというわけですか?」
「そうですね。交感神経の動きを正常化させることが一番の目的ですが、汗をかく自然なサイクルを行えるように努力しなければいけません。夏バテの原因は、空調を使用し、室温調整をしすぎた結果、夏という気候に体が耐えられず怒ってしまっているのです。」