お盆の時期、お仏壇の飾りをいつから飾るのか?いつ仕舞うのかいつも悩むのですが、正式な時期ってあるのですか?
2016/04/26
「お盆の時期が旧盆の場合は7月上旬から、8月のお盆の場合は、8月上旬から飾ると良いといわれています」
「したほうがよい、という飾りはどこまでをいっているのでしょうか?」
「確かにお盆飾りは沢山ありますね。まず、飾りつけに必要なものがしっかりと動くのかといった機能面の確認をしたほうがいいでしょう。1日から5日くらいまではお仏壇の片づけ、大掃除をします。埃が溜まっていたり、電球が切れていたりしますので、そういった部分を修繕しましょう。」
「もし、故障などが見つかった場合は、どうやって修繕したらいいのでしょうか?」
「仏具屋さんに相談しましょう。故障個所によっては時間がかかる場合もありますので、お盆に間に合わないかもしれません。全体的なお仏壇の状態を確認し、掃除が終わったら次にすることは飾りつけです。」
「上旬に飾りつけをしていいんですね!」
「はい、遅くとも12日までには飾りつけをしておきましょう。飾りつけといっても、仏壇をお盆使用に飾り付けるというだけです。飾りつけの内容は宗派・地域の風習によって変わりますが、まこもを敷くだけの場合もありますし、盆棚をよういすることもあります。」
「お供え物などは、いつ頃からしたほうがいいですか?」
「お供え物はお盆当日に腐ってしまっては元も子もありませんので、果物など生ものは12日から飾りましょう。それ以外の、お盆用のろうそく(いつも使用しているものでも可)や、お線香、日持ちのするお供え物などは12日前に揃えてお供えしてもかまいません。」
「お供え物が送られてきた場合はどうしたらいいのでしょうか?」
「初盆ではなくともお供えが送られてきた場合は、お仏壇の側にお供えしましょう。場所が限られている場合は、送られてきたお供え物を開けて、中のものをお供えできるスペースに飾りましょう。玄関先に出す提灯など、本格的なお盆の飾りつけは大体12日からです。それ以外の掃除や物を揃えるといったことを上旬にしておけば問題ありません。」
「片づけるのはいつ頃でしょうか?」
「送り火が終わった翌日であれば、片づけをして問題ありません。送り火の日は地方によってもかわりますので、その点は確認しておきましょう。」