お盆の期間が主人の実家と私の実家と違います。どうしてなのでしょうか?
「旧盆と新盆の違いですね!旧盆は7月12日から15日ですね。新盆は8月の12日から15日といわれています。」
「送り盆が16日なんですが…」
「送り盆は、15日 16日 17日 とあります。実はこれは地域性や宗派が関わってくるので、どういったスケジュールで行うかはお寺さんと相談したほうがいいかもしれません。」
「なぜお寺さんなのですか?」
「いくら実家が旧盆だったからといえど、住んでいる地域が新盆の場合、お寺さんとしてもそういった習慣がない可能性があります。そのため、旧盆でお願いしたいとスケジュール調整が必要です。逆もまたしかりですね。」
「お盆の始まりの時期も主人の認識と違っていて、どちらが正しいのかでもめてしまったのですが…」
「どちらが正しいのかといえば、どちらも正しいのです。お盆は12日からという人もいれば、13日からという人もいます。これは、それぞれの風習がありますので、一概に○日が正しいとは言えません。弔う個人がご主人のご親戚なのか、奥様のご親戚なのかによって対応を変えていくのもいいかもしれません。」
「お盆といってもいろいろ違うんですね…」
「そうなんです。九州の方ではまこもが非常に大きいです。関東の方に売ってあるまこもはとても小さいといわれていますし、ナスやキュウリの飾りもない地域も存在します。一概にどれが正しいとは言えないことが多い非常にデリケートな問題です。お住まいの地域に合わせるのか、お互いの家の風習に合わせるのか、そういった「何に合わせるのか」というのを家族で話し合い、同時にお寺さんとも相談することが一番いいと思います。」